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静かである。 暑いけれども、風が結構入ってくる。近所で遊んでいる子ども達の声も聞こえず、何だかシーンとしている午後。じんわりと汗ばんでくるのを感じ、クーラーを入れるべきか、否、もうちょっとこの暑さを感じていようかな、と迷う。 窓から眺めると、見慣れて風景の中の家々に同じように日差しが降り注いでいた。 先ほど偶然に、黒田三郎という詩人の「乾いた心」という詩集について書いてあるブログ記事を見つけ、読み入った。力のある言葉の羅列だった。当たり前の日常を書いて、大きな宇宙のような思考の広がりを持っている詩だと思った。 黒田三郎は・・・確かちょっと前に新聞コラムでも見かけた名前のような気がする。うろ覚えだけれども。 「ことばで何ができるとか、どういう考えは嫌だから、だからせめて死ぬまでことばを大事にしようと思う」 というような事を言った人だと、書かれていた(と、思う) 風は変わらず強い。かすかに鳥の鳴き声が聴こえる。 私は、何かできるのだろうか。詩人に倣い、何かしたいというこの気持ちを、せめて死ぬまで大事にするとしよう。 |
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